KDDIの勉強会(?)に参加
KDDIと、同社のハウスエージェンシーであるエイワンアドネット改め、「MEDIBA」の共同開催による「勉強会」なる集まりに呼ばれたので、参加(というより聴講ですが)をして参りました。
今まで取材をしても、なかなか具体的な数値が公表されなかった、CDMAx1WINのユーザー数やその利用動向、コンテンツ購入高などに関しても、非常に参考になる具体的データが提示されたことは良かったです。
とは言えそのデータは、僕が以前より予想していた範囲内のもので、(おおっエラソーだぞ(笑)>オレ)それほど驚くべき数値はあまりなかったのですが。
この集まり、元来「勉強会」というよりは、記者発表会に近いものですが、「エイワンアドネットが、単なるメディアレップから、EZチャンネルの制作を請け負うメディア制作会社を兼ね、社名も“mediba”に変更する」という、割と地味な、(そしてどちらかと言えば、あくまでKDDIの社内的な都合の)ニュースだったので、発表会というよりは、もうちょっとカジュアルに行ったようです。
◎「FMラジオケータイ」ユーザーが携帯ヘビーユーザー?
一番笑ったのは、今回初公表となるデータとして、「FMラジオ搭載ケータイのコンテンツ購入率は平均の2.5倍近い」というデータでした。
KDDI自身、このデータは驚きであったらしいのですが、このデータをもって、同社がユーザーのメディア感度がどうとか言うのは、ちょっとどうだろうという気がします。
相対的にFMラジオ付きケータイは、比較的新しい機種となるので、単に「機種変更直後のユーザーほど、コンテンツ購入量が多い」(これはキャリアを問わず共通の現象)という、別のファクターがクロスしてしまったのじゃないか?という疑念も拭い去れません。
事実、同社のFMケータイでも、「A5503SA」あたりは、ラジオが聴けることよりも、スリムかつ程よいデザインが支持されて売れている話もかなりあるようなので。
正直、上記のデータについては、FMケータイユーザーの平均ラジオ聴取時間など、他のデータとクロスしてみないとわからないのではないか?そんな気がします。
![]()
※A5503SAは、ラジオ機能以外でも好評
◎「コンテンツ志向」強めるKDDI
KDDIの集まりに行ったのは久しぶりですが、こうして、EZチャンネルやCDMAx1 WINなどについての同社の戦略を聞いていると、「携帯キャリアも多様になってきているのだなぁ」という感じがします。
先日の、ドコモのFeliCa発表会で感じたのは、やはりドコモが一貫してプラットフォーム志向の会社であるという印象です。(ドコモというよりも、NTTグループ自体がそうなのかもしれないですが) それに比べるとKDDIは、同社の固定系の光ファイバー戦略などを見てもつくづく感じるんですが、やはり、かなり、携帯キャリアとしては、かなり「コンテンツ志向」という印象を受けます。
EZチャンネルは、7月よりコンテンツも「改編」(KDDIはテレビ局風にこう呼ぶ)となり、KDDI自身が提供する無料コンテンツは、最大3つまで登録できるEZチャンネルの1つとしてまとめられ、一週間で7つの日替わり構成となるらしい。
ただし、この番組構成は全WINユーザーに共通であって、本来“超”パーソナルメディアであるケータイに、老若男女十羽ひとからげに同じコンテンツを送りつけるのって、どうなんだろうなぁという気はします。本来、EZチャンネルも、ドコモの「メッセージフリー」みたいに、属性によって異なるコンテンツを配るとか、そういうコトをすべきなんじゃないかな、とは思った次第です。
ただ、上記があくまで「理想論」でしかないことも、同社はじゅうぶんに承知しているのでしょう。
何せコンテンツというのは、ある程度、視聴数の臨界マスがなければ制作コストを十分にかけられないものですから、現状で50万ユーザーしかいないWIN端末に対して、あまりにもセグメント化した多様なコンテンツを制作するのは、KDDIのような大企業としては必ずしも得策ではない。
ある程度、最大公約数的に受け入れられるコンテンツに絞って、『選択と集中』を行ったうえで、まずは「ケータイで番組を視聴」という習慣を、ケータイユーザーに付けていってほしいという戦術なのでしょう。
これはこれで、非常に納得できるものではあります。
最近のKDDIって、やることにそつがないねぇ。
◎「万人向け」だけど悪くない
上記を考えてみると、最近KDDIが強調する「メディアとしてのケータイ」という概念からすれば、まさにメディアとしての携帯電話は、まだはじまったばかりなのかもしれんですね。
日本でわずか50万人のWINユーザーが、全員同じコンテンツを眺めるという状況は、これは、言ってみれば1950年代の黎明期のテレビ放送に近い感じすらします。今から半世紀前の日本人は、今日に比べたら、情報については驚くほど同質な国民だったはずですから、とりあえずはWINユーザーの間に、「同じコンテンツを視聴した者同士のコミュニケーション」を発生させようという狙いなのかもしれません。
今回素直な印象として思ったんだけど、KDDIのコンテンツって、案外センスは悪くないよね。
同チャンネルの共通MCは、ミス法政大学で、こないだまでフジTV系の番組「すぽると!」の土曜キャスターもやってた本田朋子。
このコって多分、男的には、かなり「最大公約数的に」ウケるタイプだと思うんだよなぁ。(オレ個人も、わりと、けっこう、本田朋子萌えかもしれない。わははは(笑))
◎ブラウザの改善を切望する
僕個人は現在、7月以降に出るはずの、「BREW&EZナビウォーク搭載」の新しいWIN端末の購入に備えて、以前から使っていたauのW11Kは、いったん解約してしまったのですが、7月からはじまるEZチャンネルについては、素直に、「ちょっと観てみたいなぁ」という気もします。
恐らく、「ケータイ戦争・夏の陣」は、若干値段もこなれるであろうドコモのFOMA900iと、このKDDIの新しいWIN端末のラインナップによる真っ向勝負となるんでしょう。
この「局地戦」でどちらが勝利を収めるかは、KDDIが出してくる端末のデザインやプライス、さらには900iシリーズの値段がどこまでこなれてくるかなど、今のところは余談は許しませんが、KDDIは、かなり善戦しそうな気はしますね。
ただなぁ、やっぱりオレ自身は、純粋に機能として「一台だけだったらどれを選ぶ?」と言われたら、やっぱりFOMAなんだよね。(デザインは好きなのないけどね)
僕がFOMAを選ぶ最大の理由は、やっぱり「ブラウジングの安定度&軽快さ」なのよ。
FOMAにはもっともっと進化してほしいとは思うし、今の機能にはまだまだ不満も多いけど、auはブラウザがなぁ。
同社いわく「ブラウジング需要は2割で、コンテンツダウンロードが8割だ」とは言うけど、それって、auのブラウザが使いにくいせいのじゃないの?と、ちょっとツッコミを入れたくなったりもする。
| 固定リンク
|

最近のコメント