バーチャル決済・遅れる各社の対応
そんなわけで、「リアル決済におサイフケータイ」なんてキャッチフレーズを尻目に、最近個人的には、かなりな勢いで、iモードFeliCaのバーチャル決済への利用状況を調べつつある。
とりあえず現状、Edyをオンラインでチャージするには、例の「PaSoRi」を使うわけだが、これもわざわざ、ソニーファイナンスの「elio MySonyカード」(年会費無料)まで作って、カード会員割引価格でパソリを入手したりと、iモードFeliCaケータイが登場したときまでに、実際のEdyや、各種電子マネー/ポイント系をいろいろと見ておこうとしております。
実際のところは、携帯電話で使いやすいよう、現状のパソリとは違う、シンプルに上にケータイを置くだけのタイプも出るようだけど、機能的には違いはないはずだしね。
んで、いろいろと見ていて思ったのが、「まだまだバーチャル決済については、FeliCaの対応は遅れているなぁ」という印象です。
たとえば、iモードFeliCaの発表初日で、自社ポイントサービスへの対応を発表したビックカメラ。リリースをよく読んでみると、例のビックカメラのポイントカードは、店舗でのみ対応となり、同社のオンラインショップ「ビックカメラ.com」では、まだ対応の予定がないらしい。

もともと、ビックカメラ.comは、店舗とほぼ同様のポイントサービスを行っているけど、実のところ、リアル店舗でのポイントカードとはまったく互換性がない。(以前ノートPCを購入したとき、このことを店頭で質問したところ、「管理会社が違うので事務手続き上、互換は今のところ不可能」との回答が帰ってきた)
ビックカメラ.comは、決済手段として、NTTコミュニケーションズの「ちょコム」まで対応しているという物好きな会社で(失礼)、ライバルの家電量販店に比べると、eコマースへの取り組みはかなり進んでいると思えるのだが、そのビックカメラですら、まだiモードFeliCaを使って、Edyでオンライン決済したり、はたまたポイントをオンラインショップで使えるところまでのサービスに達していない。
これは、もう少し時間を置いてウォッチするしかないんだろうけど、リアル店舗をメインにしてきた事業者の、バーチャルでのポイント事業に関する取り組み・準備は、まだまだいまひとつという印象ではあります。
余談だけどもう一点。
edyが内蔵されている、「elio MySonyカード」を作って、「これで、コンサル先の近所にあるPRONTOで、いつも10%引きでコーヒーが飲めるようになった!」とプチ喜んでいたのだが、それもつかの間、PRONTOのサイトをよ~く見てみたら、「10%引きになるのは、“PRONTO edyカード”のみです」とのこと。
なぜ上記のような、ヘンテコなローカルルールが成立するのか?思い当たる理由としては、edyを兼ねるPRONTOメンバーズカードが、500円で店舗で販売されてるという理由かもしれない。
来店促進、そしてリピート顧客獲得のためのedyによる決済という観点だと、オンラインで作ったカードや、他社の提携カードが、「ついでの特典」で、PRONTOで10%引きで飲み食いされたんじゃ、ソロバンが合わないってことなんだろう。
やれやれ。iモードFeliCaが普及したら、余計な会員証は不要になって身軽になるなんて言っていたのは、一体どこの誰?(笑)
同じEdyですら、こんな風に事業者の都合でカードによるローカルルールが存在するんじゃ、ユーザーから見れば、特典とバリューフォーマネーの判断は、ますますわかりづらくなる一方。こんな調子じゃ、「少しかさばってもいいから、わかりづらい“iアプリ会員証”を持ち歩くより、わかりやすい物理的会員証にするよ」ってな人も、当分の間は相当に存在するんだろうな。
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