ヘルメットにまつわるうんちく
これは、1970年代に倒産してしまったアメリカのウェアメーカー、「BUCO」の復刻ヘルメットで、最近とても人気。
これはヘルメットに限らないけど、もはや80~90年代あたりを最後に、性能だけでプロダクツを選ぶ時代は終わってしまった。
もう、そんなスペック主義にはみんな飽き飽きしてるってわけ。
今の世の中、そんな「スペック至上主義」にまだ飽きていないのはケータイマニアぐらいじゃないの?(笑)
さて、このヘルメット。
復刻BUCOの中でも、特にこのモデルは、代官山にある「トイズ・マッコイ」による限定生産モデルとなる。
「60年代終わりごろ、アメリカのバイカーが好んだであろうヒッピー調のカスタムを再現」というコンセプトだろうか。Grateful Deadのロゴに、BUCOのヘルメットをかぶった姿の、かの有名な「Dead Bear」が描かれている。
最近、よく使われるよね。このモティーフ。
さらには全面ににメタルフレーク塗装が施され、ピンストライフをあしらってある。
もちろん、BUCOだから、最近の国産高性能メットに比べて、全体のシルエットはかなり小さい。
かと言って、最近多くみかける、公道を走ったら違法になるような薄っぺらなハーフカップ型じゃなくて、一応は安全基準適合品でもあり、最低限の衝突安全性は確保されるってわけ。
ここ20年ほど、国産大手メーカーのヘルメットは、軒並みそろって、24時間耐久レースにすら出られるほどの安全基準をクリアしていることを、販売上のセールスポイントにしてきた。
結果として、ヘルメットが、レースなどしない大半の人にとっては、本来は「コモディティ(日常品)」であったことも忘れ去れてしまい、安全ばかりが配慮されて、妙にでっかい帽体シルエットばかりになってしまったというわけ。
見る人が見ればわかることなんだけど、(ただしIT業界の人間を除く(笑))、帽体がやたらでかいヘルメットは、とにかくバランスが悪いしカッコ悪い。
というわけで、最近では、ヴィンテージジーンズ崇拝にも似た旧い絶版ヘルメットへの需要は結構あって、20年も前の、ボロボロの「オリジナルBUCO」も、結構なお値段で売られていたりする。
でも、いくらなんでもヘルメットってのはジーンズとはワケが違う。いくらレアモノだからって、20年前も前のメットをかぶるのはちょっとゴメンだしね。
でも、フルフェイスではない、単なるジェットヘルのくせに3万3千円もするのは、かなり高い。(+_+)
最近の僕は、基本的に、意に沿わない仕事を極力引き受けないで済むためにも(笑)、日常でゼータクはしない方針を貫いてるので、こんな程度の出費でも、結構悩んでしまうというわけ。
でも、しまいには、夢にまでBUCOヘルが登場したので、買ってしまったんだよねぇ。(^_^;
昔、ゲーム開発会社を経営していた頃の僕は、カネ使いが実に荒かった。
本来、どう考えても経営に向いてない性格なのに経営をするストレスと、すでにすっかり情熱を失ってしまった仕事をやることへの現実逃避で、無駄な浪費ばかりしていた。
ま、それでも今にして思えば、それも必ずしも悪いコトでもなかった。所詮はバブリーな「プチ贅沢」に過ぎなかったけど、高級な品物とか、食い物とか、「良いモノ」をちゃんと体験する機会には恵まれたとは思うからね。
社長だった頃に比べて収入は下がったけど、今じゃもう、ほとんどが、自分のやりたい仕事、興味のある対象だけをもっぱら追求してるから、昔のように物欲に悩まされるコトは、あまりなくなってきてるんだけどね。
それでもときどき、こんな風に、物欲煩悩は起こってきてしまうというわけっす。
さてこのメット、とても気に入ってるんだけど、一つだけ困ることがある。
顔のすぐ周辺にあるヘルメットが、こんなに明るくてきれいなカラーリングだと、若い人ならともかく、僕みたいに多少くたびれ気味の顔色&肌のオジサンには、ちょっとミスマッチだってこと。(^_^;
基本的に、年齢なんか気にしたことはないけど、洋服にせよメットにせよ、こういうキレイな色のモノを見ると、つくづく「若い人よ。もっと明るくてキレイな色の服を着たほうがいいよ」などと、実にオッサン臭い感慨が沸いてきてしまう。
とにかく、アースカラーだのエコロジーカラーだの、軍モノ系だのアウトドア系だの、最近の若い人のカッコは、20年前ぐらいと比べて色合いがとても暗いよね。
これも世相を反映してるんだろうか。
でも、暗い色の服装なんて、年食ってからいつもでできるのになあって思う。
若いうちだけだよ。明るいキレイな色を身に付けても似合うのは。
うーむ、せっかくカッコいいヘルメットを自慢したかったのに、今回のログは、なんだかおじさん臭くなってしまった。
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