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2004/11/10

携帯周波数第3回検討会~会議は踊る

800MHz議論再燃~携帯周波数第3回検討会

ようやく行ってまいりました総務省検討会。
詳しくは各ニュースサイトなどをご覧いただくとして、とりあえず簡単に、場の雰囲気を伝えたいと思います。

のっけから、KDDI小野寺社長の、「KDDIは2Ghz帯を使っていないという前回の発言は事実に反する。陳謝を要求する」という、声高な主張より会はスタート。でも、実態はといえば、2Ghz帯基地局は大都市のごく一部でしか設置されていないのもまた事実であって、過去数年にわたり、KDDIが免許された帯域に対して有効利用のための努力を怠ってきたという事実は、誰が陳謝したところで変わるわけではないのに。

しかし、それについての追求の声は特になし。全般に、問いかけに対してちゃんと回答しなかったり、議論が妙に脱線したりと、率直に言って「出来の悪い会議」という印象は免れませんでした。
そうした議論に関して、厳しく指摘しない雰囲気があったのも、2時間という討議時間が短いということもあるし、また、各社それぞれに、それだけ触れたれたくない部分があり、お互いにツッコミはしすぎないでおこうという雰囲気すら感じられたのも事実です。

国会の、政治家の駆け引きを思わせるような歯切れの悪い論議が続く中、ひとり孫正義氏の強弁が目立った印象。また、帯域確保については「わが社はデータ通信中心で行くので、15Mhz×2(上り下り)があればいいです」と、クールな印象(笑)のイーアクセスの冷静さが目立ちました。

孫氏は、「KDDI、ボーダフォンを同程度の規模で参入を予定しており、当然既存事業者と同じだけの20Mhz×2の帯域免許を要求する。ただし、800MHz帯の免許も必須」と、あくまで800Mhz帯への執着を見せる。さらには「1万以上の基地局を敷設し、数千億円規模の投資を行う。電波方式は、cdma2000か、W-cdmaのどちらかで行くが現状では未定」としていました。

また孫氏は、複数の周波数帯を一台の端末で使う「マルチバンド方式」を声高に主張。「ドコモもKDDIも、すでにそうしようとしているではないか」と主張し、ついにはドコモ・KDDIの両社長に「周波数帯が逼迫しているのは、新規参入事業者が周波数帯割り当てを要求しているからではない」ということを、ファクトとして認めさせてしまいました。なかなかの、タフ・ネゴシエイターぶりだと思います。

また孫氏は、「すでにわが社は固定網でも1100万契約を抱え、KDDIさんよりも契約者数が多く実績も十分にある」という旨の主張。たった数ヶ月前に買収したばかりの日本テレコムの契約者について、こんな風に堂々と主張するところも、ある意味孫氏らしいですね。(笑)

また、今回ボーダフォンからは、はじめて次期社長となる元ドコモ副社長、津田志郎氏が「執行役」という肩書きで出席。今後、MVNOの問題などを含めて、ボーダフォンが津田体制でどのような方策を取るかも注目ですね。

第四回では、「今回は議題としない」と言われた800MHz帯について、いよいよ議論となるそうです。恐らく次回は、あくまで2012年以降の再編を主張するドコモ&KDDIと、「すぐに800MHz帯の割り当てを」と主張するソフトバンクの当事者対決となるのでしょう。すでにイーアクセスや平成電電、そしてボーダフォンは、この問題については利害関係の外にあります。とりあえず、四回目も、極力参加したいものです。

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 先月のブログでもお伝えしたように携帯電話の周波数をめぐる、新規参入組と既存組の対決がかなり本格的になってきました(携帯向け周波数の検討会、各社それぞれの主張を... [続きを読む]

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