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2005/06/05

こだわりmonoその1‥腕時計

さて、ブログ再開にあたって新しいカテゴリー、
「みたたかはるの、こだわりmono」
というのを追加してみました。

P900icustomモノへのこだわりは強い方だと思います。
現在はフリーの身なので、同世代の男性に比べて特に経済的に豊かというほどではありませんが、30代中盤までは自分で会社をやっていた関係で、多少は金銭的に自由がきく身だった時期もありました。(笑)
その頃、持ち物やら洋服やらクルマやらには、それなりにこだわっていろいろと授業料を払ったものですが、当時の試行錯誤は、今では貴重な経験になっていると自分では思っています。

今の世の中、性能や機能だけを重視してモノを選ぶなら、大抵のモノは結構安価に買えるものです。
でも、何故か、安価なモノばかり身に着けているのに、とっても洗練されて見える人がいる一方で、やたらお金のかかった装いをしているのに、なんだか野暮ったい人もいます。不思議なものですね。

できることなら、僕は前者になりたい。(笑) 
洗練されたセンスを備えつつも、常に「自分らしさ」のある大人になりたいといつも願っています。

では、第一回のこだわりmonoは「腕時計」です。



今までいろいろな腕時計を着けてきましたが、今はこの3本を主に使っています。

◎ALAIN SILBERSTEIN KRONO-B 1997年モデル

watch1アラン・シルベスタインは、フランス製の機械式時計ブランドです。
デザイナーであるアラン・シルベスタイン氏はもともと建築家だったとのことで、時計好きが嵩じていつの間にか時計デザイナーになってしまったという人です。
「クロノB」の「B」は、「バウハウス」の略で、同氏が傾倒していた建築様式であるバウハウス様式の精神を彷彿とさせる、極めて造形的、かつ原色のトリコロールカラーを大胆にあしらったモダンな色使いで、本格的時計としては極めてアバンギャルドな、冒険的デザインとなっています。

同ブランドの特徴は、すべての製品にモデルイヤーがあり生産数が限定されていることです。
このモデル「クロノB」シリーズも、毎年少しづつ意匠を変えて、世界全体で年間2,000個ぐらいしか生産されないのですが、ご覧のように、本格的機械式腕時計としては極めて突飛なデザインのため、特に品薄になっているという話も聞きません。(笑)日本のみならず世界的に見てもオルタナティブなチョイスなのでしょう。

僕は、mixiでこの時計が好きな人のコミュニティをやっていますが、80万人ほどいると思われるmixiなのに、コミュニティメンバーは30人もいません。(笑)恐らく日本でもアランのオーナーは数千人という単位なのでしょう。

この時計を買ったときは、もっと誰が見てもわかりやすい時計、たとえば、IWCとかパネライとかフランク・ミュラーという選択肢も少しは頭をよぎりました。
しかし、既に定番過ぎるほど定番なROLEXを所有していたので、できれば他人から見て、人物像がわかりにくい、得体の知れないキャラクターを演出できる時計にしてみたかった。(笑)
本格的機械式クロノグラフでありながら、いかにも高級めかした風情でなく、遊び心一杯なところもとても気に入っています。
そして、何よりもこのモダンかつ造形的な意匠と色彩は、見ていて飽きることがありません。

もちろん普段から使っていますが、パーティやレセプションがあるときは好んでこの時計をしていきます。
企業のエクゼクティブに取材するときなどもこの時計をはめていきますが、相手が「安物のヘンな時計だなぁ」としか認識してくれなさそうな人だと思われるときは使わないことにしてます。(笑)



◎ROLEX サブマリーナデイト 80年代のモデル

watch2さて、二つ目はROLEXのスポーツモデルの定番。サブマリーナデイトです。いわゆる「赤サブ」や、プレミアが付いている70年代以前のモデルとかではなく、あくまで現行モデルとほとんど同じフツーのサブです。

僕はこの時計を28歳の終わりごろに、香港の免税で購入しました。当時会社を始めて間もない頃で、初めて大口の企画開発案件を受託できたとき、「自分へのごほうび(笑)」として買ったものです。

当時はまだ、バブル絶頂期だったので、ROLEXと言えば金銀コンビの派手なモデルとかが喜ばれていた頃でした。
サブマリーナも人気はあったとはいえ、2000年前後の頃のような異常なブームではありませんでした。ROLEXは、世界中どこで買ってもどこでもちゃんと修理をしてくれるため、免税で買ったからと言っても、売却時に不利になることはあまりないらしいです。
先日、ためしに同モデルの買取価格を見てみましたが、恐らく今売っても、当時免税で買った価格とほとんど同じ値段で売れるらしいです。下世話な話ですが、リセールバリューの高さという点については、やはりROLEXの右に出るものはないんですね。

いまだに普段一番よくはめている時計です。
何せ超定番で(サブマリーナはダイバーウオッチの元祖ですし)、飽きの来ないデザインですし、それにROLEXというと、ちょっとバブリーなイメージがあるかもしれませんが、一部のゴージャスなモデルを除いては、ROLEXって基本的に、「質実剛健な実用品」なんですよね。そういう意味では、プロダクツとしては、自動車のメルツェデス・ベンツなんかにも似たところがあります。要するに、「実用性をとことんまで追い込んでいったら結果的に高級なものになった」という感じでしょうか。

機械式時計としては驚くほどのヘビーディーティーで、ちょっとデリケートなアラン・シルベスタインに比べ、腕にはめていても気を使うことがありません。
また、ステンレススティールやサファイアガラスの耐久性は極めて高く、もう14年近く使い続けているのに、ほとんど目立つキズ一つ付きません。何でもROLEXで使うステンレススティールは、資材を購入してから数年寝かせて、変質しなかった一番いい部分のみを使うのだそうです。いかにもという感じではありますが、やはり使ってみると納得する品物ではあります。



◎SUNNTO ナビテック

watch3一番最近(2001年)に買った時計です。

基本的にはオフタイム用ですが、当日の服装によってはオンタイムでも使います。機械式にヘンなこだわりがあるわけではなくて、こうしたデジタルものも好きなんです。

当時はこの手の時計というと、Gショックあたりが定番でした。僕もGショックは数個持っていたので、できればGショックの「はずし」として、ちょっと違った時計が欲しいということで、このフィンランド製の時計を選んでみました。(スントは腕時計と呼ばず、「リスト・コンピューター」と呼称していますが)

フィンランドといえばあのNOKIAですが、樹脂の質感などは、いかにもエキゾティックな感じで面白いですね。欧州の大衆車のダッシュボードを思わせる質感です。電子コンパスが付いたモデルですが、コンパスで方位計測を正確に行えるよう、風防の表面に水準器が付けられており、中には気泡の閉じ込められた水が入ってるところも愛嬌があって気に入っています。

こういうハイテク一辺倒なデザインの中に、ふとローテクなものが使われているのって、とてもいいと思います。
日本のカメラ付きケータイも、以前はよく自分撮り用に小さな凸面鏡が付いていました。(今でも一部使われてますが) 僕は、「背面液晶」などというゴテゴテした機能よりも、あのシンプルでローテクな凸面鏡の方が、ずっとセンスがあると思います。シンプルなものは美しいと思っています。

‥もうここ4年ほど新しい時計は買うことなく、この三本の組み合わせで大いに満足して使っています。
もしかしたら、デジタル時計だけは、また何か新しいのを買うかもしれません。



今では携帯電話を持ち歩くことが普通になったせいで、腕時計というのは必ずしも必需品ではなくなりました。
でも、僕はやっぱり「自分らしさ」を表現する手段として腕時計は大切だと思います。
特に男性の場合、服装で個性を主張しづらいですから、時計は個性を主張するチャンスでもあります。

アメリカの映画とかを見ていると、時計みたいな小物で、極めて巧みに人物像を描いていますよね。 SF映画に出てくる科学者や技術者なんかは、かなりの比率でブライトリングを着けていますし、「MEN IN BLACK」では、レトロフューチャーな雰囲気を演出するためにハミルトンの時計が使われてました。また、普通の若者がTIMEXやNIKEなんかを着けてる一方、「ダイ・ハード」なんかでは、社員にROLEXを贈るという日本企業の成金趣味まで見事に演出されていました。(笑)

高価な時計だからいいというわけじゃないと思いますね。
渋谷のPARCOパート3の1Fにある時計やさんなどに行くと、お値段は安いのから高いのまでありますが、どれもセンス良き時計が多数売られています。
まずは、そういう店でいろいろと見ていると、良い時計とはどういうのだろうかということが少しづつわかってくるのじゃないでしょうか。

また、もしも予算が限られているなら、アンティークにチャレンジしてみるのも面白いと思います。
ブローバーとかHAMILTON、あとROLEXでも1950年代以前のアンティークなものは、最近のモデルにはないデリケートな味わいがあっていいものです。
モノによっては、あの超高級時計の「パテック・フィリップ」なんかより、もっとずっと優美なものも見つけることができます。
あえて「グローバルビジネスマン派」を気取るなら、今でも欧米では人気の高いSWATCHなんかもいいと思います。欧州では俳優やセレブでも好んで着けている人も多い「クラスレス」な一品ですから。
ただし、SWATCHをしている人に一つだけ言いたいのは、どうか古びてボロボロになったSWATCHだけはやめてほしい。(笑)
あれは安価な時計だけに、神道のお社みたいなところがあって、常に新しいモノをつけていないと、すごくカッコ悪いと思います。基本的に1年未満で取り替えるのがSWATCHの流儀だと思いますね。さもなくば複数本持って、洋服や靴のようにローテーションして使うとかね。

腕時計選びというのはクルマ選びに似ていて、どうしても、持ち主の経済力がダイレクトに連想できてしまうようなところがありますよね。要するに気をつけないと、ヘンな「クラス感」みたいなものが出てきてしまうんです。
そしたら、よほどのお金持ちでもない限りは(笑)、そういうヒエラルキーみたいなものから離れたところで勝負してみる。要するに「“クラスレス感”のあるものは何だろう?」と考えてみることが大切なんじゃないでしょうか。



さて、第一回目の「こわだりmono」はいかがだったでしょうか。
自己満足も全開で「ごめんなさい」って感じですが、第二回は何をやろうかな~と、今から自分だけ勝手に楽しみにしていたりします。(笑)

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