auの「DUOBLOG」は空前(?)のブログサービス
そうそう、前回エントリーで書き忘れていたことがありました。
auのブログサービスである「DUOBLOG」です。
今年の5月に、auが携帯キャリアの公式メニュー掲載としては初となるブログサービスを開始したときには、「ついにauは禁断の領域に踏み出してしまったのか!」と感嘆したものです。
なぜならブログは、事実上の「C2Cコミュニケーション」であると同時に、他社が提供しているブログを見ると、極めてコンプライアンスリスクが高いサービスというイメージを持っていたからです。
ところがです!
auの「DUOBLOG」では、エントリーされたブログは、24時間体制で、なんとすべてを人力で目視チェックをおこなっているとのこと。
これを驚かずして何を驚けというのか!
ブログサービス事業に携わっている方ならば、これがどれだけ大変なことかわかるのではないでしょうか。
アカウント数が増えれば増えるほど、エントリーが増えれば増えるほど、パトロール体制は莫大なものとなるでしょう。他の多くの事業者にとってブログサービスは、ITビジネスには付き物である「規模のメリット」を最大限に生かせる商売なわけですが、さすが、携帯キャリアが提供するブログサービスは、ISPやポータルサイトとはワケが違うというわけです。
ブログの実態はご存知の通り、もはや「違法行為の温床」です。
特に多いのが著作権侵害で、引用の域を超えた本文の『流用』。ニュースサイトなどの画像をそのまま引っこ抜いて貼ってみたり、グラビアアイドルの画像を勝手に加工してPVを稼いだりと無法状態です。
例の本「アルファブロガー」では、山本一郎氏が、今後のインターネットには個人特定を容易にする仕組みなど、何らかの規制がかかるかもしれないという予測を披露していましたが、冷静に見ればそうした予測も当然と思われます。
総務省発表によると、9月末時点でのブログの開設数は473万アカウントにも達していますが、そうして違法行為に対して、まともなチェック体制を敷いているブログサービス事業者など見たこともありませんでした。
auとボーダフォンについては、キャリア公式メニューでも、いわゆるコミュニティサービスを置いていますが、一時期の出会い系犯罪の横行を受け、現在では公式サイト内で新たなコミュニティサイトの企画を持ち込んでも全て却下されるようです。
今までコミュニティサービスを運営していた事業者にのみ既得権的に運営続行が許されているのみで、しかもそうしたサービスですら、もはや機能追加もバージョンアップも認められないという状態です。
(※ちなみに、先般ヤフーが開始した「Yahoo!コンテンツストア」では、こうしたコミュニティサービスもOKです)
次号の『モバイルメディアマガジン』では、この件についてもアカウント数やチェック体制などについて、詳細な記事が出ていますので、興味がある方は手にとって読んでいただけると良いのじゃないでしょうか。
| 固定リンク
|

最近のコメント