韓国はネット音楽配信先進国
なんと!1月第1週のベスト10曲中、4曲がネット配信限定の曲なのだそうです。
進んでますねー韓国。
仲間由紀恵withダウンローズのネット配信デビューなどは、こうした流れを作るものですね。今後こうしたアーティストから、ミリオンセラーとなる曲も登場してくるのでしょう。
そうした積み重ねがあって初めて、ネット音楽配信の時代が到来していることを、ようやくレコード会社も認識してくれることでしょう。
CDの売り上げはここ数年ずっと毎年10%前後の縮小という「超」斜陽産業ぶりです。(ちなみにこの縮小率は、国内ゲームソフト売上の縮小率とほぼ同じ、という奇妙な符合が見られます)
それでも、「人が音楽を聴かなくなる」などということがあるわけないのです。
きっと今までのビジネスモデルの「何か」が狂いはじめているから、パッケージ販売が斜陽化しているのでしょう。
実際、外でヘッドフォンをしている人を見かけることは、ここ数年明らかに増えています。
あくまで僕の感覚値ですが、以前に比べて、特に女性にそういう人が増えている気がするのは、明らかに、mp3プレイヤーが彼ら(彼女ら)の音楽ライフスタイルの、「何か」を変えたのだと思います。
◎ネット配信は音楽を再び、「消費者志向」にしてくれる
これも以前に某誌のコラムで書いた話なのですが、
ジャズやクラシックはともかく、いわゆるポピュラー音楽において、今日ほど「アルバム」の比重が高まったのは、実はそれほど昔からの話ではありません。
アーティストの楽曲を、アルバム単位で聴くスタイルが今ほど確立したのは、実はビートルズの登場以来なんですね。
中でも、ビートルズが1967年にリリースした「Sergent Pepper's Lonely Hearts Club Band」は、いわゆる「コンセプトアルバム」のはしりと言われ、これ以降のアーティストはシングルよりもアルバムを重視するようになりました。
また、かのブライアン・セッツァー(ロック好き洋楽好きの方ならご存知ですよね?)は、50年代のポピュラー音楽シーンの研究家としても有名ですが、彼はかつてインタビューでこんなことを語っています。
50年代までのポピュラーシーンでは、今日のように、単独のアーティストが1時間も2時間もコンサートをやるなどという習慣は、よほどの大物以外はきわめて稀なことだった。多数のアーティストが順繰りに登場し、それぞれ数曲だけ演奏しては引っ込むというスタイルが主流で、もっとお客さんを楽しませることが重視されていた。
‥70年代から今日に至るまで、アナログレコード、もしくはCDという「パッケージ」でアルバムを聴くことを普通だと考えていたわれわれは、見方によっては、あまりにも『アーティストの都合』に合わせていたのだ、と言えるのかもしれません。
「このアルバム、ボクはこの曲だけ聴けたら十分なのに、このアーティストっていつもアルバムに“捨て曲”が多いんだよなー!」ってのは、多くの人が感じたことのある感覚ではないでしょうか?
mp3の普及は、こうした考えをも、徐々に過去のものにしようとしています。
iPodなどでは、誰でも簡単に、さまざまなアーティストをごちゃ混ぜにして「マイベストプレイリスト」を作ることができるようになりました。
昔も音楽好きな人たちは、カセットテープやMDを使って、せっせと「マイベスト」を作って聴いたり、あるいは友だちにプレゼントしていたりしていたのではないでしょうか?
こうした行為をずっと簡単にしてくれたのはmp3の功績ですね。
僕は、このことも以前に比べて外で音楽を聴く人が増えた大きな要因じゃないかと思っています。
ネットでの音楽配信が主流になると、もしかしてポピュラー音楽シーンでは、実にビートルズ以来とも言える「シングルへの回帰(単独楽曲への回帰)」という流れが起こってくるかもしれませんね。
それは、ネット音楽配信においても、他のITソリューションと同様に、「消費者志向へのシフト」が起こっているということなのかもしれないと思います。
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