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2006/01/04

今年もよろしくお願いします

明けましておめでとうございます。三田隆治です。
今年も当ブログをよろしくお願いします。

休み中は割といろいろ読書をして過ごしていました。
特に、以前にも軽く通読してあったかのベストセラー「下流社会」については、改めて多数のメモを取ったりマーカーを引いたり、そして参考文献への寄り道などもしながら、自分としてはかなり精読してみたりもしました。

この本、ネット上の書評などを見てもいろいろ毀誉褒貶もありますが、それでも評価に値する(というのもエラそうですが)と思うのは、「日本の団塊ジュニア世代においては階層によるデジタルディバイドはもはや過去の遺物である」という点をちゃんと押さえているところだと思います。

jacket

著者の三浦展氏は、「下流」を示すキーワードとして「3つのP」を挙げています。
・パソコン(Personal Computer)
・携帯電話(Pager)<ちょっと無理やり「P」にこじつけてますが。
・ゲーム機(Playstation)

‥詳しい内容は本を見ていただくとして、要するに情報ツールの使いこなしといった点に関しては、もはや中流と下流には際立った差などはないことを初めてちゃんと書いた点だけでも、この本は評価されるべきと思います。
三浦氏は中流と下流を分ける最大のキーワードは、そうした情報ツールの使いこなしではなく、「総じて人生全般に対する意欲」と「コミュニケーション能力」をもっとも大きな要素として挙げています。

この本、2~3首を捻ってしまう内容や記述もあれど、この点においては僕もまったく共感します。
一体何のためにわれわれはインターネット使うのか?何のためにわざわざモバイルでまで情報をゲットしようとするのか?それが単なる「暇つぶし」や「現実逃避」のための手段だというならば、そんな「情報ツールの進化」は空しいと思っています。
(時にはそうした息抜きも必要であることは認めますが)

口はばったいことを言うようですが、携帯電話が、現実逃避や暇つぶしのための「慰み」ではなく、使う者すべてにとって、「自己実現のための道具」であってほしいと思ったりします。
このブログでも、折に触れそうしたことを考えていければと思っています。

では、今年もよろしくお願いします。

P.S. しかし、amazonの書評って、投稿が増えるに連れてレベルも下がる一方というか、著者の三浦氏がマーケティング畑の人物であるというだけで本書をマーケティング本とする感想も多いのですが、どう読んでも、これはそうした実用に供することを第一にしたマーケティング本ではないと思いますけどね。 これはマーケッターが渾身の力で社会科学的アプローチを目指した本であって、その中で消費論の比重が高いから著者のプロフィールも手伝ってマーケティング本に感じられるということだと思います。 どうも匿名の書評子というのは、自らが匿名の特権を享受している割には、書いてある中身よりも著者のバックグラウンドで中身を判断してしまっている人が多いような気がしてなりません。(笑)

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