ソフトバンク、ボーダフォンとMVNO提携交渉キターーーッ
(2006年3月4日更新:)
ソフトバンクのボーダフォン買収報道の関連エントリーも併せてご覧ください。
記事によると、「あくまで自社による基地局網敷設を進める間の措置」ということらしく、最終的に自前で全国エリアをカバーできるようになるまでの措置ということ。
以前にもボーダフォンは、「(新規参入事業者の)1社とはMVNOの交渉を行っている」旨コメントしていましたが、その「1社」とは、やはりソフトバンクであったようです。
なるほど、新規参入3キャリアがどのように事業展開を進めようとしているのか、徐々に明らかになってきました。
(一部、サービス開始時期などに単純な誤植があり修正しました。失礼しました)
◎NTTドコモとの「基地局ローミング」主張するイー・モバイル
ここで改めて、新規3キャリアの事業展開を整理してみます。
◎ソフトバンク(1.7GHz帯W-CDMA方式)
サービス開始: 2007年4月予定
基地局敷設: 「ベンダー・ローミング」により、基地局敷設は敷設事業者からの「リース」とし、数年をかけて償却
エリアカバー策:ボーダフォンの2GHz帯をMVNOとして活用(交渉中)
◎イー・モバイル(1.7GHz帯W-CDMA方式)
サービス開始: 2007年4月予定
基地局敷設: 自社資本にて敷設(予定)
エリアカバー策:自社基地局網を全国展開する前の段階では、NTTドコモFOMAとの「基地局ローミング」、他キャリアとの「鉄塔共有(Tower sharing:基地局ロケーション地権の共有)」を主張(未定)
◎アイピー・モバイル(2GHz帯 TD-CDMA方式)
サービス開始: 2006年10月予定
基地局敷設: 自社資本にて敷設(予定)
エリアカバー策:未公表。(データ通信中心で電波方式も異なるため自社基地局のみとなる可能性大?)
‥さて、こうなると問題になってくるのは、イー・モバイルが主張する、NTTドコモの地方基地局網への「基地局ローミング」が一体どうなるのかという問題です。
同社は以前より、「他社の通信網にMVNO参入して全国エリア展開の補助とする考えはない」旨を明言しています。
なので、目下のところボーダフォンのW-CDMA網にMVNOをする予定はないようです。
その代わり同社が主張しているのは、NTTドコモの基地局網に対して、自社がエリアカバーを行えていない地域基地局でのバックボーンの接続、つまり「基地局ローミング」ですが、これについてはまさにいま、水面下での交渉が始まろうとするところで、まだまだ結果はわかりません。
ドコモとしては、基地局ローミングなどは当然認めたくないようではあり、先般の決算発表時にも、中村社長のコメントとして「新規参入キャリアは(エリアカバーの面で)当初は苦戦するだろう」とコメントしています。
基地局ローミングについては、ソフトバンクが総務省に対して「意見聴取会」を開催するよう要請していたのですが、ソフトバンクとしては、係争になるリスクが低い「ボーダフォンへのMVNO」という道も模索していたのですね。
ただし、「ソフトバンクは既存キャリアへの基地局ローミングは既に諦めたのだ」と信じる証拠はまだどこにもありません。
新規参入組が、最終的にどのように全国エリア展開を行うかはまだまだ予断を許しません
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<関連エントリー>
◎サルでもわかる?「MVNO入門」(2005年11月29日)
http://mita.cocolog-nifty.com/mita/2005/11/mvno_40ed.html
◎Vodafoneは2GHz帯をMVNOに開放せよ(2004年7月30日)
http://mita.cocolog-nifty.com/mita/2004/07/vodafone2ghzmvn.html
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