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2006/03/25

PSE法へのマニア自己顕示含みな意見開陳(笑)

下の写真は、僕が9年ほど前に購入したギターアンプ「Fender Super Reverb」の1967年製です。

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そうです。僕の永遠のヒーローであるスティーヴィー・レイ・ヴォーンをはじめ、数多くのギタリストが愛用した名機。この時期のフェンダーアンプは、その筐体の色から「ブラックフェイス」と通称されています。

‥東京の大久保には、御茶ノ水の楽器屋街と並び、こうしたヴィンテージギターやアンプ、キーボードなどを売る店が密集していますが、中でももっとも(マニアには)有名な店で購入したものです。本来は、売っているギターの「試奏用」として置かれていたものですが、音色に惚れ込んで店に交渉して売ってもらいました。

マニアの世界とはとても狭いものです。
当時、ヴィンテージギターマニアにこの写真を見せたり、購入した店の名を告げると、「あー!そのアンプ俺も試奏で弾いたことあるよ!」と、数名のマニアの方には言われたものです。

さすがに30年以上も前のアンプ。購入後さまざまに手を入れざるを得ませんでした。
まず、スピーカーがヘタっていたので、米エミネンス製の、わざわざアルニコ芯材を使って昔のトーンを再現したスピーカー「Mojo Tone」に替えました。古いスピーカーは電気信号を音に変えるマグネット部分に、現在一般的なフェライトでなく、アルニコを使うことが多かったのですが、「Mojo Tone」はオールドスピーカーの音を再現するためにこうした部分も古いスピーカーの設計や素材を用いています。
こうしたスピーカーは現在、山ほど発売されています。

また真空管については、不調だった2発だけを、米国GE製の50年代のデッドストックを米国のエージェント(そうです、各国にこうした業者が存在しているんです)に探してもらい、日本に運んだ上で、アンプビルダーに依頼してバイアス調整を施してもらっています。
バイアス調整の時点で、「電圧どうします?少し多めにかけると歪みが出やすくなり音に迫力が増しますよ」というビルダーのアドバイスを受け入れ、オリジナルよりも少し大目に電圧がかかるようバイアス調整を行ってもらっています。

このように手間ひまかけてチューニングされたヴィンテージアンプの音色は、大げさでなく一種の「芸術品」とさえ呼べるものです。
このアンプに、やはり古い1960年製造の、僕のフェンダー・ストラトキャスターを繋げて弾くと、本当に「時代の音」を奏でてくれるのには驚きました。
音圧はあくまで高く、音の粒がクッキリと伝わってくるのに、それでいて優しい、耳に障ることのない絶妙のトーン。
惜しむらくは、僕のギターの腕が道具に全然追いついていないことですが、それでもこのアンプでギターを弾くのはやはり至福の一瞬なんです。おそらく今売却すればそれなりに価格も上がっていると思われますが、恐らく一生手放すことはないでしょう。


‥わははは。マニア全開発言でごめんなさい。(笑)

現在日本には、こうした実に手間のかかる作業を行い、マニアの期待に応える小規模な事業者が多数存在しています。
こうした中古業者やエージェント、カスタムビルダーたちは、米国やそのほかの国の同業者たちと密接なパイプを持つところも多く、ある意味、国際的なコネクションによってこうした古いレアものアイテムを流通させ、使える状態にまでリビルドして販売することで利益を得ているのです。
その産業規模は?
おそらく、大メーカーのビジネスに比べればニッチすぎて国の統計には出てもこないでしょう。
しかし、その付加価値は極めて高いものがあります。こうした産業こそ「先進国にしか存在を許されない」高度な産業なんです。

PSE法は本来、中古家電リサイクル市場の増大に対して、国として何らかの安全基準を設け、「消費者を保護」しなくてはならないという精神で作られたのでしょう。
しかし彼らは、「電源部を持つ電気製品」の中には、このような「ただ古いという理由で捨ててはならないものがある」ということをまったく忘れていたようです。
そのくせ、「レンタルならば規制外」など、悪徳業者が容易に網抜けできてしまう仕組みだけは残している。

PSEマークを、「安全基準のめやす」として付けることには反対しません。
しかし、何も国にそこまで守っていただく必要などはない。「リサイクル業者は、PSEマークのない製品について、一定の安全リスクがあることを消費者に告知した書類に署名捺印をさせる義務を負う」でも十分なはずです。

PSE法問題は、なにやら玉虫色の解決に向かっているようですが、こうした問題のタネは依然として残っている。
まずどこよりも、政府や行政こそもっと「ロングテールな発想」を持てよと、(笑)
まぁこう思ったわけです。

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さて、悪名高いPSEから、ようやく”ビンテージ機材”が規制対象外となりましたが、問題は何ら解決していない訳で。 「取り敢えずうるさい所を黙らせとけ」的な措置で松武秀樹や坂本龍一等の怒りの矛先から逃れて一件落着かのように見えてますが、経産省の横暴はこんなものでは収まりません。 対策として「民間団体と協力して全国500カ所で検査を受けられる体制を整備」って・・・?この問題については後述。 購入から一定期間がたつと製品が作動しなくなる「タイムスタンプ」機能を 製品に付け、消費者に定期点検を促す案、つ... [続きを読む]

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