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2006/03/23

WBC決勝戦はワンセグで観戦した

KDDIとテレビ朝日、ワンセグでの物販、広告事業などで共同実験(CNET Japan)

いきなりリンク先のトピックに全然関係ない話でごめんなさい。

しかも、ブログのくせにまるでタイミング遅れですが、あのワールド・ベースボール・クラシック決勝戦、僕は決勝戦の中継時間に出先からの帰宅が間に合わず、試合終了までのラスト1時間半は、出先の駅前のファストフード店で観戦しました。
wbc-final

おかげで、優勝の瞬間はバッチリリアルタイムで目撃。
「ワンセグケータイ持っててよかったなぁ!」と、少しだけ思えた瞬間です。

こうした消費者の感情を、マーケティング用語では「真実の瞬間(Moment of truth)」と呼ぶのだそうです。

カメラ付きケータイが普及したときもそうでした。
なんぼデジカメケータイを持っていても、それで毎日のべつまくなし写真を撮りまくるヒトなどはまずいませんが、出先で偶然出会ったシャッターチャンス「芸能人に遭遇!」「すごい光景を目撃!」「友だちが珍芸を披露!」などなどの決定的瞬間を、たまたまカメラがあったおかげで残すことができたら、そこに「一定の価値」を認めた人は、ずっとカメラ付きケータイを選び続けるということなのでしょう。

今年は6月にワールドカップがあるので、その時点でワンセグケータイの売れ行きが伸びるのじゃないかという予想も一部であるようです。しかしこれはどうでしょうね。時差の関係もあり、ワールドカップをリアルタイムで観られる時間はどうせ深夜。「外出していて決定的瞬間を見逃した!」ってな人は、深夜も働いている特殊な職種の人以外、それほど多くはないでしょうね。

ワンセグについてもう一点付け加えると、
地上デジタル放送は、フルセグハイビジョン放送なら秒間30フレームで映像を描画しますが、ワンセグはその半分にあたる15フレーム/秒しかありません。
僕は以前ゲーム開発の現場に長くいたので体験的にわかるのですが、動画においては「どのような状況下でも滑らかに見えるフレーム数」というのは、最低でもおおむね秒間20フレーム以上は必要で、15フレームだと、たとえばイチローの「レーザービーム」などは、ほとんど球が見えなくなってしまいます。
事実、WBCの決勝戦でも、早い送球はほとんど観ることができませんでした。
メディアの性質上、スポーツ観戦に多く需要があるであろうワンセグにとって、これは不利な要因ではあろうと思います。


さてさて、ようやく話題を戻して冒頭のトピックです。
今のところ実証実験とは言え、テレビ朝日、はKDDIと「だけ」こうした番組を流すことを選択したのですね。

もはや多くは述べませんが、地上波民法テレビ(そしてNHKも)というのは、「ユニバーサルサービス」であるからこそ、その価値を保てているということをテレビ局は忘れないでいただきたいものです。

ここでワンセグはまったく関係のない「おサイフケータイ」の話題を引き合いに出すのもどうかと思いますが。
昨年の夏ごろ、まだFeliCa対応端末がドコモのみだったころに、おサイフケータイを用いたポイントシステムを全店舗に導入した、さる大手チェーン店を取材したことがありました。同店舗の担当者いわく、

「とにかく3キャリアには足並みをそろえてほしい。こうした1キャリアでしか使えないサービスを導入すると、お客様からは“ここはドコモユーザー以外を差別するのか”というクレームが寄せられることもあるんですよ。やるとすればどうしても3キャリアに対応させていくしかないんです」

とのことでした。
この言葉、いまこそテレビ局各局には心して受け止めてほしいと思うんですね。

「次のWBCは優勝国のニッポンで開催するべきだ!」と思った方はブログランキングにも一票をば。(ぜんぜん関係ねー)

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